何のために働くのか?子育て・仕事・不妊治療もするかも

共働き子育てや、仕事について考えたこと、2人目の不妊治療について書いていきます。

2.ブラック企業の思い出-③ブラック新入社員研修

 ブラック企業は新入社員研修もブラックでした。
ブラックポイントをまとめてみると以下のようになりました。
 

1.残業自慢を話し始める先輩現る

 某年の4月1日、私は内定した会社の入社式に出席していました。
 内定式に後の微妙の出来事があったとは言え、不況の中ちゃんと社会人になれた喜びは大きかったです。
 東京の本社で行われた20日程度の研修の序盤は結構普通でした。
ビジネスマナー、企業説明、業務説明…。カリキュラム通りに9:00に始まり17:30(定時)に終了していきました。
今から思えば夢のような日々でした。
 ただ、研修の序盤の終わり辺りから様々な『先輩との交流』的なコマが登場し始めたのですが、そこでの一部の先輩達の話が…聞くに堪えないものでした。
『俺ぇ、仕事で3徹夜したぜぇ。』
 ↑しんどい話のはずなのに口の端が笑ってて自慢げ。
『10日ほど家に帰れず(帰らず?)に仕事したぜぇ。しんどかったぜぇ。』
 ↑やっぱり自慢げ。

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『私が入った会社はとんでもない所だったのかもしれない…。』
 
と、ものすごく心配になった瞬間でした。。。

 

2.突如告知されたプレゼン大会

 不安に駆られつつも続く新入社員研修。その中盤に事件は起こりました。
 

 突然研修最終日のプレゼン大会が告げられたのです。

 
 プレゼン大会自体はわりかし普通のことなのかもしれませんが、その時点から最終日迄の約1週間、研修時間(就業時間)の中に、プレゼンの準備をする時間はほとんど確保されていませんでした。
けれどもそのプレゼン大会には社長を始め、本社のお偉いさん達が出席予定で気合を入れなければならないと、かなりのプレッシャーをかけられました。
さらに、1グループ当たり発表の持ち時間は20分もあり、別途Q&Aの時間も確保されていて、与えられたテーマを大学の専門にしていた人でなければ、かなり準備に時間を要する内容でした。
 

3.プレゼン準備は自主残業

 私達新入社員は焦りました。
 誰にとっても専門外だったプレゼンテーマを準備時間も確保されていない中、どうやって準備しろと?頭にははてなマークが並びます。。。
 研修は東京本社で行われていて、東京オフィス以外に配属の新人(私も含む)は研修中はホテル暮らしで、ノートPCを持ってきていない人も多かったのです。
  ※事前配布の研修持ち物リストへの記載無し。
 また、東京オフィス配属の人で近隣に在住している人も機能重視のデスクトップ派でノートPCは持っていない人もいて、はっきり言って、
『どうやって準備するの!?』状態でした。
 幸い?ノートPCを会社から各グループに1台貸し出してくれることになり、毎日21時迄研修室に居残って準備をすることが認められたのですが…
 
『プレゼンの準備はみなさんの自主的な居残りなので、もちろん残業代は出ませんから!』
 
と研修担当の方から笑顔で牽制されてしまいました。
残業代が欲しかったわけでは無いのですが、準備時間がほとんど確保されず、居残り不可避で準備せざる得ない中、それってどうなの!?
と、社会を知らない新入社員ながら、もやもやばかりが残りました。
 
 その日から毎晩居残ってプレゼン準備を進め、何とか無事やり遂げることはできたのですが…今思ってもやっぱり突っ込みどころ満載な状態ですよね!
教訓:ブラック企業の研修はブラック!
でした!!!